宿屋近くの海岸。ピサロはロザリーと海を見に来た。

「ピサロ様、皆さん、とてもいい方ばかりですね」
「…………」
「まだ人間をお許しにはなれませんか?」
「……人間というものがわからなくなった」
「ピサロ様?」
「人間というものは愚かなものだとばかり思っていた。だが…そうでない人間もいるのだな」
「ええ、むしろいい人間のほうが多いのかもしれません」
「そうか。私は人間をまだ許したわけではない」
「今にきっと、勇者様たちをお許しになれますわ」
「…………」











……おまけ……

・トルネコの嘆き

「世界樹の花、きれいだったなあ。ネネにプレゼントしたかった!喜んでくれただろうなあ…。
1000年に一度しか咲かない花か…いい商売になったのになあ…。
うーん、惜しい!実に惜しい!世界樹の花が10個くらいあればよかったのに!!

待てよ、この不思議な体験をもとに、本を出せばきっと売れるぞ!
いや、勇者の旅した町を回ろうツアーを計画してもいいな!

よし、ここはじっくり馬車で考えることにしよう…」







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